日本の家づくりには、たくさんの「木」が使われます。
私たち、材木店は、そんな「木」を、製材され、競りに出され、目利きして、選んだものを販売してきました。
「木」だけでは、家は建てれず、同時にたくさんの「建材」が使われます。
建材は、たくさんのメーカーの商品があり、その中の1つに、合板と呼ばれる壁や床の下地になる材料があるんです。
建築の中に、「木」を取り入れてきた設計が多くみられる著名建築家、隈研吾氏。
この、合板の箱、のようなタイヤと車のナンバーがついた移動する建築は、住箱(JYUBAKO)と名付けられ、持つ人それぞれによりアレンジができる商品です。
床に色の白い、桧の無垢材を張り、壁は珪藻土で塗り、照明のレールを付けスポットライトを付け、キッチンを据え、様々なカフェの機材や小物を着飾り、完成したオリジナルの住箱。
昔の家の、縁側になるようにと、「縁側カフェ」と呼ぶことにしました。
巨大なこの箱が、牽引され、本州から九州へ来ました。
材木店というこの地に到着し、地域のコミュニティの場として登場しました。
9月には、1日限りでしたが、内覧会を開催し、100名近くのご来場がありました。
そして、11月17日。
この地での最後の内覧会が行われます。
無くなると思うとさびしくもあり、でも、またこのようなコミュニティの場は、地元で永らく営業してきた当社がつくっていくべき使命かと感じながら、最後の日を待ちます。
エスプレッソホームの公式ホームページには、その詳細を掲載してます。
住箱で、美味しいコーヒーを焙煎して、淹れて、お待ちしております。