Coffea & Barista は、住まいの間取りにカフェステーションを設けようというブランド。
基礎工事が終わると、いよいよ大工工事が着工となります。
と、その前にエスプレッソホームの家で使われているプレカット、つまりは家の躯体となる木材加工工場と、パナソニックテクノビーム工場にお邪魔しました。
まずはプレカット。
現代ではこのプレカットが家づくりではほとんど主流となりました。それにより私たち材木店も大きく商流にダメージをうけた過去があります。
プレカットとは、住宅の建設に必要な木材を、あらかじめ工場で加工し、現場で組み立てるだけになるという工法です。昔から大工さんがこれらの作業を、棟上げの何日も前から手で加工していました。それらが現代では、図面にそってすべて機械でつなぎ手や細かい箇所まで加工され、そして現場にはその加工された木材が届きます。大工さんはそれを組み立てていくのです。
これにより、より精密に正確に躯体が仕上がってくるのはもちろん、大工の手間が省け工期の短縮につながりました。
いわばプレカットは住宅業界において大きな流れをかえた革命だったともいえます。
エスプレッソホームの家のプレカットは、佐賀県にありますプレカット工場にお願いしています。
物件ごとに分類できるQRコードを張り、ひとつひとつ加工していきます。
コンピュータで管理しつつ、プレカット図とよばれる図面にそってデータを入力し、その通りに機械が木材を加工していきます。
柱や土台など、家にとって重要な部分はこうしてプレカットで管理し、加工していくのです。
さて、同時にパナソニックの梁、テクノビームと呼ばれる木と鉄の複合梁は、西日本では北九州工場だけで作られています。
工場見学も1年に1回、開催されていますが、このテクノビームが作られている過程も実際に工場で見る事ができます。
1つの住宅でおよそこれくらいの量が、テクノビームとして使われます。
このテクノビームをささえる柱も、強固なものでなければなりませんよね、それは先ほど紹介したプレカットで仕上がってくる集成材といわれる柱になります。
木のいいところだけをあつめて作られた集成材。通常の柱にくらべ強度は抜群です。
こうして、プレカット材、テクノビームが各工場で作られて、エスプレッソホームの現場へと配送されます。
大工工事のはじまりでもあります土台敷きの土台材料も、プレカットの中に入っていますから、これらが納品されて初めて大工工事着工となります。
さて、桧の土台をひき、断熱材をいれ、棟上げ前の準備を行っていきましょう。