8月某日
パナソニックリビングショウルーム福岡の一室で、いよいよオリジナルブレンドがお披露目となりました。
10年来の友人であるバリスタ、ヒョソプ氏は、現在は数千店舗あるカフェの焙煎マネージャーとして活躍中。そんな彼が2kgの生豆をもち、来日しました。
ケニアまで出向いてくれた彼は、そこで数々の農園をまわり、そして今回のコーヒー豆に出会いました。遠く日本、福岡県北九州市でスタートするエスプレッソホームの母体、福原材木店のコミュニティカフェ事業で提供する特別な味。
地域と共に繁栄していくための、1杯のコーヒー。
彼は、事前に自分のカフェで焙煎テストを何度も行っていました。納得する味になるまで、何度も何度も。
そのレシピをもって、今回はパナソニック家庭用焙煎機TheRoastを使い、同じ味を再現します。
小粒でもキレイな生豆
緑の香りがする、焙煎前の状態です。
TheRoast のEXバージョンでは、風量や熱量を秒単位で調整したグラフをつくり、その通りにマシンが焙煎を行います。タブレットを使い、そのグラフの細かい調整を行いました。
TheRoast は現在、日本だけの取り扱いです。
温度を測る位置や予熱の具合によっても、やはり勝手が違い、思うような焙煎が出来ませんでした。
焙煎しては、思う豆の状態が出来ず、豆を割り、中身を確認し、飲む以前の問題で次々に焙煎を試していきます。
焙煎された豆の香り、砕いた時の層、色、およそ半日かけて焙煎テストは行われました。
そして、これで大丈夫だろう。という焙煎が終わると、カッピングという作業に入ります。コーヒーミルで豆を挽いて、お湯に浸し、スプーンで味を見ていきます。
酸味、苦味、香り、後味、空気と一緒に一気に吸い込み、味をチェック。
そして最後に焙煎をしたものに決定。
このレシピを保管。
長い時間におよぶ焙煎レシピ作りを終えました。
私個人的には、飲んだ記憶のないような新しい味のコーヒーでした。とてもフルーティーな、そして後味が良く、多くの人が飲みやすいと言ってくれるような味です。
このコーヒーは、1人でも多くの人に、愛される味であって欲しいと思います。
来日してくれたヒョソプ氏は、母をイメージして作ったと話します。
名前はまだありません。
来年には、その思いの通り、たくさんの人に飲んでいただけること目指して、これから事業計画を開始していきます。
ぜひお楽しみにお待ちください。
そして、このコーヒーをぜひ、愛してみてください。