Coffea & Barista は、住まいの間取りにカフェステーションを設けようというブランド。
家の壁の間には、断熱材と呼ばれる材料が入ります。
外部の気温に出来る限り左右されないような家、それは断熱材とサッシで大きく変わってきます。
サッシのお話は、前回記載しました。今回の工程は断熱材です。
この断熱材にもいくつか種類がありまして、大きくわけて3種類の断熱材があります。
1つは、無機質系断熱材。
エスプレッソホームではこちらを標準採用しております。
ロックウールと呼ばれる断熱材で、開発しているメーカーサイトには、次のように紹介されています。
ロックウールは、玄武岩、その他の天然岩石などを主原料として、キュポラや電気炉で1,500~1,600℃の高温で溶融するか、製鉄所の高炉から出た溶融スラグを電気炉で1,500~1,600℃の高温で溶融して、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維のことをいいます。
ロックウールは微細な繊維の隙間に大量の空気を含むため、抜群の断熱性を発揮します。この優れた性能は、断熱材として建築物や工業施設、各種装置に使われており、保温や保冷のための素材としても産業界に貢献しております。
住宅用断熱材は性能も安定しており、グラスウール・押し出し法ポリスチレンフォーム保温板と一緒に基幹的な断熱材として「建材トップランナー」の指定を受けております。
※JFEロックファイバーHP参照
そしてもう1つは、木質繊維系断熱材。
有名なところでは、新聞紙などの古紙を再利用した繊維で調湿性に優れていてるセルロースファイバーなどがあります。
そして最後に水を使って発泡させる硬質ウレタンフォーム素材です。
吹き付け断熱とも言われ、断熱効果はもちろん、気密性にも特化している断熱材です。
今回のCoffea & Barista House では、この吹き付け断熱を採用しました。
さて、外部では、家の周りを防水シートで張り巡らし、その上から胴縁と呼ばれる木材をとめていきます。
この胴縁という木材には、壁を張っていく下地にもなりますし、壁材と防水シートとの間に空気を通す通気の役割もあります。
通気といえば、壁際の軒天とよばれる部分にも、こうした通気材を入れます。
家は呼吸するように、通気をあらゆるところでとっておかないと、湿気や雨水によるカビや木の腐れの原因になったりもしますからね。
胴縁や通気材の確保ができたら、壁材を張っていきます。
Coffea & Barista House では、壁材の仕上げを塗り壁仕様にしました。
こうして外壁材を張ったあとに、上から左官で壁を塗っていきます。
一部、木材を張ることで、デザインをつけました。
この木材は、外部でよく使われるレッドシダーという材料です。
とても固く、水にも強い木材ですね。
このように外部と内部、それぞれに職人さんがわかれ、工事を進めていきます。