No.005 福岡県北九州市:新築
学校、幼稚園、スーパー、病院や駅などインフラが整っている人気の立地。それゆえ小さな土地に計画されたが、上手に明かりを取り込むパッシブ設計は、日当たりの良い2階にリビングを配置。玄関から続く輸入タイルで仕上げた床は、ちょっとだけ外国スタイル。立地条件から将来賃貸もできそうな永く住みつないでいける資産となる家。
家を設計する際には、土地の広さによって様々な条件が考慮される。例えば、準防火や商業地域といった条件では、表に面する資材(燃え広がりにくいもの)や建物配置場所にも大きく影響する。そうした「ライン」を見極めできる限りデザインと性能を兼ね備えた資材を提案していく。
工夫はさらに内部にも多い。小さな玄関でも広く魅せる土間からホールと続くこのホワイエ空間では、屋外タイルと屋内タイルを使用。1つの商材で続けることで広く感じ、この空間にある棚や階段下スペースは色々と自由に使えそう。本棚や子供の遊び場にもなる小さなホワイエ。
二階階段をあがるとリビングに入る前の洗面とトイレスペース。タイルが華やかに空間を演出する。
二階LDKでは、キッチンダイニングスペースはタイル仕様。リビングはフロア仕様。窓の配置やサイズ、天井吹き抜けなど二階リビングならではの特長をとらえた。
キッチンとなりには、家事室。洗濯やアイロン、パントリーとしても活躍しそう。小さなベランダにも続いており家事ラク動線に配慮した設計。