この夢は、エスプレッソホームを立ち上げてからの10年間、追い続けてきたもの。
かなり遠回りしましたが、その分色々と考えて変化して得たものが多くあるように思います。
単なる「カフェがしたい」という夢だけに終わらず、今ではそれを通じて「まちづくりに貢献したい」という大きな目標もできました。
そしてその志を共にする仲間も増えました。
「カフェ」とは、古来、人々が集まり、このまちをどのようにしたいか?を協議相談する場だったという話を聞きます。
それが「コミュニティ 」であったという逸話も。
学生時代のエスプレッソを抽出するバリスタになりたい!
バリスタの技術を学んでカフェをオープンしたい!
建築とカフェを融合できないだろうか?
ずっと見てきたこのまちに何か貢献できないだろうか?
夢や目標は、自身の成長と共に進化し変化し、そしていつかかなえるべく努力してきました。
海外でその夢が叶う直前で、オーナーの死という悲しみによって断念し帰国、家業を継ぐべく日々建築を学び、そしてついに日本でできるという時には、新型コロナウイルス感染拡大によって延期を余儀なくされ、日々、勝負のタイミングを逃してきたように思いました。
しかし、今思えば、それは運みたいなものもあって。
今だからこそ準備できたものも多く。
今だからこそ増えた仲間も多く。
素晴らしい建築家の方々と出会え、そして今回の夢をご一緒してくれることとなりました。
「今日の感染者数は・・・」
「次の感染拡大の波が・・・」
待てども待てども、あの時の日常が帰ってこない、今日も明日も明後日も。
人も、企業も、時代に順応し、変化し、進化していけるものだと信じます。
この姿を見せたかった人がたくさんいます。
建物にも、コーヒー豆にも、屋号にも、スタッフにも、全てに追いてテーマは、「ストーリー」
語れるものが常にあるのは、誰にも負けない強い武器です。
この夏、コミュニティカフェ(仮称)はいよいよリノベーション工事スタートです。