2021年7月。
子供たち、学生、大人、海外留学生、多くの人や企業が新型コロナウイルスに翻弄され、その時しかない貴重な時間を失ってきました。気がつけば、コロナ禍の新年を迎えてからもう半年。2021年はもう半分が終わってしまいました。
卒業旅行、結婚式、成人式、留学、夢や希望が制限され、その時しかできなかったことが形を大きく変えて今の時代を生きる人たちに大きな影響を与えてきました。
会社を経営しておりますと、ある種の「勝負どき」というタイミングがあります。
周りの状況やニーズ、環境や経営状況と合わせて判断する大きな責任を背負う決定です。
リーダーシップ、とは、指示し命令し突き進むことではなく、すべきことを先駆けてやるのが真のリーダーだと言います。
幸い、多くの社員に恵まれまして、新築事業・リフォーム事業・木工事下請け事業・建築資材販売事業は社員のおかげで動いています。現状はスタッフに任せ、船の舵取りをするのが経営陣の役割。
この10年以内に確実に来るであろうと予測し準備していた少子高齢化、取引先の縮小・閉店、住宅着工数の減少などが、新型コロナウイルス感染拡大によって速度を早め、下り坂だった諸々が急な角度をつけただけ、と考えています。
準備をし、臨機応変に、「時代に対応」できるところが企業として耐えうる、のだと。
福原材木店、エスプレッソホームは、常にこうした時代の変化に対応してきました。
まちにあふれていた材木屋が次々と閉店していく中、キッチンなど住宅設備の取り扱いを強化し、パナソニックとタッグを組み新たにエスプレッソホームという事業を開始、リフォーム専任を引き入れリフォーム事業を確立、ローコストで棟数を追わず、いつも1棟1棟、自社設計しながら耐震性の高い、そしてデザイン性を持った住宅や施設を建ててきました。
日本の家の多くは、木造です。
材木屋として、木の可変性や癒しや環境に配慮しつつ、確実に時代に対応してきました。
そして現在、このコロナ禍の時間を決して無駄にしない、新たな事業の計画を進めています。
子供の頃から過ごしてきたこの八幡というまちで、縁側がなくなった日本の家に、縁側の代わりになるような場所を作ること。
このプロジェクトはもう数年間かかりましたが間も無く、開示できそうです。
この時代「にも」対応できる私たち福原材木店・エスプレッソホームにご期待ください。